眠りについて

2015.05.30
あさがお スタッフ通信

私たちが「眠る」時には

体内時計を調整する役割がある「セロトニン」という脳内物質と睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が関係していることはご存じの方も多いかもしれません。

「セロトニン」は朝起きた時に自律神経に働きかけ、交感神経を刺激して、体内時計のズレをリセットしてくれます。

また、ココロのバランスを整える作用もあり、セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症を引き起こすとも言われています。

「メラトニン」は、太陽光や人工的な強い光を浴びたり、少しハードなトレーニングなどをした時に脳内で生成され、およそ14時間後に分泌されます。

メラトニンが分泌されると、体温や脈拍、血圧を下げて眠気を誘発します。

朝起きてから太陽の光を浴び、夜になると自然に眠くなるという、人間の自然な生活リズムをつくるに必要なホルモンなのです。

そして、この2つの物質の材料とされているのが「トリプトファン」と呼ばれる物質です。

この「トリプトファン」が不足すると、不眠症などの睡眠障害やうつ病を起こしたりする可能性があります。

このトリプトファンは、体内で作り出すことができず、食べ物から摂取する必要がある「必須アミノ酸」の1つです。

大豆、ごま、プロセスチーズの他肉類や赤身の魚にも含まれています。

セロトニン、メラトニン、トリプトファンが正常に分泌されそれに合わせた生活ができていれば、質の良い睡眠がとれるでしょう。

しかし、私たち働き盛りの人の生活リズムはそう簡単に合わせることができないのが実情です。

適度な運動を心がけて成長ホルモンと同時にメラトニンが分泌されるとぐっすりと眠ることができます。お肌の調子が良くなったり、血管が若返ったりカラダや脳の疲労回復につながります。