眠りの常識 ウソ・本当!

2017.03.30
眠りの常識

 

Q1、朝日を浴びるとぐっすり寝れる?

 

A、ホントです。

 

人の生体リズムは約25時間周期。
そのため放っておくと睡眠時間は
どんどん後ろにずれてしまいます。

 

でも、毎朝太陽の光を浴びて脳に
朝が来た事をを知らせると、
体内時計の狂いが修正され、
夜に自然な眠気を感じるようになります。


Q2、健康に良いのは8時間?

 

A、ウソです。

 

睡眠時間は6.5〜7.5時間がもっとも
死亡リスクが低く寿命が長い傾向にある、
とわかっています。

 

長生きであるだけでなく、血圧の上昇を
抑えたり、アルツハイマー病の原因物質が
溜まるのを防いだりと健康効果も抜群です。

 

なお、年齢が上がると必要な睡眠時間が
短くなる事も合わせて知っておいて下さい。

 

 

 

Q3、携帯電話を使いすぎると不眠になる?

 

A、ホントです。

 

携帯電話やテレビ、パソコンの画面が発する
「ブルーライト」という光は交感神経に
強く働きかけるため、使いすぎると
興奮状態が続いて寝つきを悪くします。

 

最終的に不眠になることも。さらに電磁波も
発生しからだに悪影響なので
「寝室に持ち込まない」がよい眠りを
守る原則です。

 

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Q4、寝る前は水分を取らない方がよい?

 

A、ウソです。

 

中高年になると、夜中にトイレに起きる
回数が増えます。

 

その対策として寝る前は水分を控える
人が多いですね。

 

ところがこれは健康にとって逆効果。
就寝中は呼吸や発汗で水分が大量に
失われるため、寝る前はコップ1杯の水を
飲むほうが血管のつまりの予防になり

 

身体に良いでしょう。
緑茶やアルコールは利尿作用があり
水分補給に適さないので、必ず「水」
を選ぶのがポイントです。

 

夜中にトイレに起きるのが不快と
いう方は、照明をなるべく暗く保って、
用を足すとスムーズに寝付く助けになります。

 

Q5、睡眠不足が続くと太る?

 

A、ホントです。

 

睡眠時間が6時間を切ると「太らせホルモン」
グレリンの分泌が増えて食欲が増します。

 

さらに、基礎代謝に関わる「成長ホルモン」
の分泌は減るため睡眠中のカロリー消費は低下。

 

肥満を招くのです。
睡眠不足は肥満以外にも脳やからだへ
悪影響があり、脳がうつ病に似た
状態になる、血中ブドウ糖の処理能力が
落ちて、糖尿病の初期状態になるなど、
衝撃的な報告がよせられています。