各地でマッサージを受ける。店を出て、まだ数十メートルも歩かないうちに、それに気づくことが多かった。
——さっきは楽になったと思っていたのにもう、肩が凝っている。
指圧を受けていたはずの肩が、帰り道の途中で、もう元に戻ろうとしている。自分の技術で人の身体を診て治してきた私が、自分の肩こりひとつ、その場しのぎでしか対処できていなかった時代があった。
自分自身マッサージに2週間に一度、通っていた時代

私は元来、肩こり持ちだった。学びも兼ねて、マッサージ店やタイ古式マッサージに、2週間に一度は通っていた。
不思議なもので、2週間経つとまた行きたくなる。まるでそういうリズムができあがっているかのように。運が悪く技術の未熟な施術者に当たった日には、冒頭に書いた通り、帰り道にはもう肩が凝っている、という有様だった。
流行りのなんとかストレッチも、低周波治療も、マッサージも、一通り試した。だが、少なくとも私自身にとっては、そのどれもが根本的な解決にはつながらなかった。
なぜ、街のリラクゼーションサービスは倒産しないのか

ふと、考えたことがある。
なぜ、これだけ多くの肩こり解消サービス(マッサージやストレッチ店)が、街から一向になくならないのだろうか。
答えは、実はもう自分の中にあった。
ストレッチも、マッサージも、電気治療も——それだけでは根本的には治らず、また通いたくなる。だからこそ、これほど多くの「肩こり解消」を謳う店が、次々と成立し続けている。私自身が、まさにそのリピーターの一人だったのだから。
では、この構造から抜け出して、肩こりとは無縁の身体を手に入れるには、どうすればいいのか。まずはその原因からお伝えしようと思う。
肩こりはなぜ起こるのか

原因を整理すると、主に次の5つに集約される。
- 同じ姿勢
- 姿勢の悪さ
- 眼精疲労
- 運動不足
- ストレス
厚生労働省の国民生活基礎調査でも、肩こりは女性の自覚症状として毎回上位に挙がる、まさに国民病ともいえる不調だ。整形外科医による解説でも、同じ姿勢での作業や猫背、スマートフォンの長時間使用、精神的ストレス、運動不足などが主な原因として挙げられている。
(ただし、まれに高血圧や内臓疾患が関係していることもあるため、その点だけは注意しておきたい。)
マッサージ店をハシゴし続けても解決しなかったのは、当然だった。私が潰すべきだったのは、目の前の凝りではなく、この5つの原因そのものだったからだ。
姿勢の悪さ——整えるだけでは、また戻る
あさがおでも、姿勢を改善する施術を行っている。姿勢の悪さが原因の肩こりなら、当然、改善する。
だが、ここに落とし穴がある。改善した姿勢は、放っておけば必ずまた崩れる。維持できるかどうかを分けるのは、ただ一つ——その姿勢を保つための筋力が、自分の身体に備わっているかどうかだ。整えることと、鍛えること。この二つが揃って、初めて「戻らない身体」になる。(「同じ姿勢」も根は同じ原因なので、ここでは重ねて述べない。)
余談だが、肩こりや腰痛が体の左右どちらかに偏って出る人がいる。大腰筋の硬さに左右差があるから、という説もあるが、原因はそれだけに限らない。日々の癖や姿勢の積み重ねで、体全体のバランスは少しずつ崩れていくものだ。だからあさがおでは、一点だけを疑うのではなく、体全体の歪みを見た上で整体を行っている。
眼精疲労——目の疲れは、肩から治す
スマホ、パソコン。現代の生活は、目を酷使する要素で溢れている。目の疲労を取るには血流を改善することが必要で、実は肩まわりの適度な運動が、それだけでよく効く。
私自身、運動を欠かさず続けてきたおかげか、今もって老眼にはなっていない。
運動不足——動かさないから、固まる
肩まわりの筋肉を動かさないでいると、そこは硬直していく。単純な話だが、これを崩すのに一番効くのは、結局、程よい運動だ。
ストレス——無心になれる何かを
ストレス発散の方法は人それぞれだろう。私の場合は、走ること、筋トレをすること。身体を動かしている間だけは、頭が空っぽになれる。何が自分にとっての「それ」なのか、探してみてほしい。
まずはこの3つを試してほしい

上記の原因を一つひとつ潰していくといっても、難しいことをする必要はない。私が40年間、約2万人・施術回数15万回の中で辿り着いたのは、結局のところシンプルな習慣の積み重ねだった。
まずはこの3つを試してみてほしい。
- ショルダーシュラッグ
- ストレッチポール
- 耳モミモミ
ただし、これで解消するのは、あくまで肩こりの「入口」の部分だ。
肩こりの原因は、姿勢の癖、筋力の低下、日々のストレスなど、人によって組み合わせも度合いも違う。だからこそ、セルフケアだけで一時的にラクになっても、しばらくするとまた元に戻ってしまう人が後を絶たない。かつての私自身がそうだったように。
実際、当院に4年ほど通ってくださったある会員さんは、当初あった酷い肩こりとは無縁の生活になったと話してくれた。別の会員さんも、長年辛かった首や背中のこわばりが、施術と運動を組み合わせることで楽になったという。セルフケアの先に、そういう変化がある。
もちろん、それ以外にも肩こりを根本から解消する方法はある。その場しのぎの「その場ラク」ではなく、肩こりと永遠におさらばしたいという方は、一度当院にお越しいただきたい。40年、約2万人と向き合ってきた中で見えてきた、あなたの肩こりの本当の原因を、一緒に見つけていきたい。
その肩こり、一人で抱え込まないで
整えることと、鍛えること。
両方を知っている私たちだからこそ、できることがあります。
臨床経験
施術実績
継続年数
📍 東京都杉並区・下高井戸駅より徒歩1分
監修・執筆者
あさがおパーソナルジム / あさがお整体院
国家資格・柔道整復師×パーソナルトレーナー 加藤秀之
柔道整復師として40年、延べ約20,000人に、15万件以上の施術・運動指導に携わってきました。膝・腰・肩などの運動器疾患に向き合う中で行き着いたのは、「痛みを取るだけでは根本的な解決にならない」という結論です。
現在は整体で身体を整えた上で「一生歩ける体を作る」運動指導に軸足を置き、痛みの改善だけでなく再発予防までを一貫してサポートしています。本記事の内容は、この臨床経験に基づいて監修しています。
FAQ よくある質問
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マッサージに何度も通っているのに肩こりが治りません。なぜですか?
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マッサージやストレッチは一時的に筋肉をほぐす効果はありますが、姿勢を保つ筋力や生活習慣そのものを変えない限り、しばらくすると元に戻ってしまいます。根本的な解消には、整えることと鍛えることの両方が必要です。
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ショルダーシュラッグやストレッチポールは、どのくらいの頻度でやればいいですか?
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毎日、無理のない範囲で続けることが大切です。強い痛みが出るほど行う必要はなく、軽い負荷で継続することを優先してください。
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肩こりの原因が姿勢なのか、運動不足なのか自分では分かりません。
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多くの方は、複数の原因が組み合わさっています。まずは体験カウンセリングで、実際の姿勢や身体の状態を見ながら原因を一緒に確認することができます。
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体験でも施術は受けられますか?
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はい。トレーニング体験・整体カウンセリングのいずれも、まずは無料でご相談いただけます。



