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秋バテの正体|涼しくなったのに「夏の疲れ」が抜けない理由

気象病で疲れた人のイメージ画像

私は夏生まれなのに、なぜか昔から夏が苦手です。それでも週末になると、仲間たちと30キロ、時には江ノ島や青梅まで50キロを超える長距離走にチャレンジしていました。案の定、月曜日は決まって夏バテ状態。食欲がわかず、体はだるく、膝や腰、肩のあちこちが痛む——それが毎年の夏の恒例行事でした。

そして、この夏の疲労が最もはっきりと形になって現れるのが、実は秋でした。11月には世田谷246ハーフマラソン、月末にはつくばマラソン——秋は私にとって、これからの1年の練習の成果を発揮する、大人の大運動会、マラソンシーズンの幕開けです。ところが、その序章となるはずの9月・10月のこの時期は体は重だるく、練習への意欲も上がらない、もちろん思うようにスピードが出ないジレンマに陥りがちでした。すでにマラソンシーズンは始まっているはずなのに、モチベーションは元より、体もついてこない——そんな状態を、毎年のように経験してきました。実はこの「涼しくなったのに、体がついてこない」という感覚には、自律神経の乱れという明確な理由があります。気温差の大きい季節の変わり目は自律神経に負担がかかりやすく、これが秋特有のだるさにつながることが知られています(出典:全国健康保険協会「秋バテしていませんか?」

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そのだるさ、「秋バテ」かもしれません

怠さで起きれらないミドル女性

もちろん、私のようにこれほど極端な距離を走る人は多くありません。ですが、程度の差こそあれ、「涼しくなってきたのに、なぜか体が重い」という感覚は、多くの方が経験しているのではないでしょうか。

「暑さのピークは過ぎたはずなのに、朝起きても疲れが抜けない」「食欲は戻ってきたのに、なんとなくやる気が出ない」「涼しくなって動きやすいはずなのに、体がついてこない」——こうした声は、当院にも季節の変わり目になると多く寄せられます。

「秋バテ」は医学的な病名ではありませんが、一般に、夏の暑さによる疲労や睡眠不足、食生活の変化、秋口の寒暖差などが重なり、だるさや疲労感、食欲低下などを感じる状態を指して使われます。気温が下がりはじめる9月以降に現れやすく、だるさ・疲労感・食欲不振など、症状の現れ方は人それぞれです。

まず確認したい「秋バテ」5つのサイン

ここで、最近の体調を少し振り返ってみましょう。次のような変化がいくつか重なっていませんか?

  • 朝起きても、疲れが抜けていない
  • 以前より食欲が落ちた、食事がおいしく感じられない
  • 夜ぐっすり眠れず、寝ても疲れが取れない
  • 体が重く、動くことがおっくうに感じる
  • 頭痛・肩こり・胃腸の不調などが続いている

いくつ当てはまりましたか?

一つ当てはまっただけで「秋バテ」と決めつける必要はありません。ただ、複数の症状が重なっていたり、これまでとは違う不調が続いていたりする場合は、夏の疲れが十分に抜けないまま、季節の変化による負担が加わっている可能性があります。当院にも、毎年この時期になると決まって顔を見せてくださる方がいます。建築業に携わる男性の患者様で、暑さが少し和らいだ頃になると身体が重だるくなり、肩こりがひどくなるのが決まった主訴です。食欲も戻りにくいとのことでしたが、整体を数回受けていただくうちに、少しずつ体が軽くなっていきました。ご本人いわく、肉体的な疲労がやわらぐと深い眠りが確保できるようになり、それが回復を早めているようだ、とのことです。

では、なぜ暑さのピークを過ぎて、涼しくなってきた時期に、このような不調が出てくるのでしょうか。

なぜ「涼しくなったのに」不調が出るのか

夏に多い冷たい食事とアイスコーヒー

秋バテには、朝夕の寒暖差や夏の間に蓄積した疲労、睡眠不足など、いくつかの要因が関係しています奈良県医師会の解説によると、秋は1日の中でも朝夕の気温差が大きく、この寒暖差によって自律神経が変調をきたし、様々な不調を引き起こすとされています。さらに秋雨前線や台風の通過によって気圧が変動しやすいことも、自律神経のバランスを崩す一因になります。

加えて見逃せないのが、夏の間に蓄積した疲労です。冷房による冷え、冷たい飲食物の摂りすぎ、寝苦しさによる睡眠不足——こうした夏場のダメージが十分に回復しないまま秋を迎えると、そこに寒暖差という新たな負荷が重なり、不調として表面化しやすくなります。

これは、私自身がマラソンで毎年経験してきたことでもあります。夏の間の暑さ対策・トレーニングの疲労が抜けきらないまま、秋の寒暖差にさらされることで、体はより大きな負担を受けます。運動をしている人でもしていない人でも、「夏の疲れ」と「秋の寒暖差」という二つの負荷が重なる点は同じなのです。

夏の疲れを引きずらない体をつくるには

整体風景

すでに秋バテの症状が出ている場合は、整体やマッサージで自律神経の乱れと筋肉の緊張を整えることが、まず有効な手段になります。特に夏の間にこわばった肩や腰まわりをゆるめ、体を動かしやすい状態に整えることは、秋の活動量を落とさないためにも役立ちます。

バテている時ほど「じっと休むのが一番」だと思われがちですが、私自身、秋バテで体が重い時期に助けられたのは、完全に休むことではなく、短時間だけしっかり体を動かす「積極的な休養」でした。私の場合、長い距離をじっくり走るのではなく、短時間の運動が「スイッチを入れ直す」きっかけになりました。すると、体に溜まった疲労がすっと流れていくような感覚があったのです。それに加えて、妻に腰や脚のマッサージをしてもらうことも欠かせませんでした。自分では気づかないうちに固まっている筋肉を、人の手でゆるめてもらう効果を、身をもって実感した経験です。

もちろん、同じように激しく体を動かす必要はありません。大切なのは、「動かないまま我慢する」のではなく、軽い運動や施術によって、体の中に滞った疲れを外に流してあげることです。運動によって血流が促され、自律神経そのものの働きが整っていくことで、季節の変わり目のたびに不調を繰り返す体質から抜け出すことができます。

70歳を過ぎてから自己ベストを更新し続けている仲間もいます。何歳からでも、気持ちさえあれば体は応えてくれる——そのことを、私はマラソン仲間たちから何度も教えてもらいました。

かつては秋の入口で、毎年同じように体の重さと向き合っていました。今は、夏の疲れを溜め込みすぎず、うまく流しながら秋のレースに向けて調子を上げていけるようになりました。あの建築業の患者様も、今ではすっかりこの時期の整体が定番になり、施術を受けた翌週には現場仕事も普段通りにこなせるようになりました。「毎年今頃は体がだるかったのに、今は全然違う」と、笑顔で話してくださいます。今このタイミングでこの記事を読んだのはきっと秋バテをなんとかしたいと考えたからではないですか?もしそうなら、良きセラピストと出会うべくして出会ったのかも知れません。秋バテの解消にあさがお整体院をご活用下さい。

下高井戸駅 徒歩1分|あさがおパーソナルジム/整体院

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📍 東京都杉並区・下高井戸駅より徒歩1分

執筆・監修:加藤秀之

あさがおパーソナルジム / あさがお整体院

国家資格・柔道整復師×パーソナルトレーナー 加藤秀之

柔道整復師として40年、延べ約20,000人に、15万件以上の施術・運動指導に携わってきました。膝・腰・肩などの運動器疾患に向き合う中で行き着いたのは、「痛みを取るだけでは根本的な解決にならない」という結論です。

現在は整体で身体を整えた上で「一生歩ける体を作る」運動指導に軸足を置き、痛みの改善だけでなく再発予防までを一貫してサポートしています。本記事の内容は、この臨床経験に基づいて監修しています。

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会員さんの声を聞きながら作っている実例レシピを、Instagramで発信しています。

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FAQ|秋バテについてよくある質問

秋バテと夏バテは何が違うのですか?

夏バテは主に暑さそのものによる体力消耗が原因ですが、秋バテは気温が下がり始めた後に、朝夕の寒暖差や夏に蓄積した疲労が自律神経の乱れとして表面化するものです。「涼しくなったのに、むしろだるい」と感じる場合は、秋バテの可能性があります。

秋バテの症状は、放っておけば自然に治りますか?

軽度であれば季節が進むにつれて落ち着くこともありますが、寒暖差や気圧の変動は秋の間続くため、自律神経の乱れが長引くケースも少なくありません。だるさや不調が続く場合は、早めに体を整えることをおすすめします。

体がだるい時に運動をしても大丈夫ですか?

だるい時こそじっと休むべきと思われがちですが、短時間だけしっかり体を動かす「積極的な休養」の方が、疲労を流しやすいこともあります。ただし無理は禁物ですので、まずは体の状態を整えてから、ご自身に合った運動量を見つけていくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

加藤秀之
国家資格・柔道整復師×パーソナルトレーナー

大阪出身。18歳で上京し、昼は接骨院・夜は専門学校という生活を3年間続けて柔道整復師の国家資格を取得。

1998年に下高井戸で開業して28年目。

自身はフルマラソン・サブ3.1のガチランナーとして月400キロ走り込んだ経験から、予防は治療に優るから「治すより、病気しない・怪我しない」時代が来ると信じている。

現在も下高井戸商店街振興組合理事を24年間務め、
ご縁のある地域の方の健康と28年間向き合ってきた。

あさがおパーソナルジム/あさがお整体院(世田谷区下高井戸)1分

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