SNSやYouTubeの情報から「良さそうだから飲んでみよう」とサプリメントを購入したことはありませんか。
冒頭に、あさがおの考えをお伝えします。栄養はまず毎日の食事から摂る。サプリは、足りないと分かった分を補うためのものと理解しておくこと。それが私の考えです。
専門家の間でも、サプリの評価は分かれています

11月2日公開の婦人公論.jpの対談で、日本抗加齢医学会理事長の森下竜一・大阪大寄附講座教授がサプリの選び方を語っていました。森下教授ご自身は、疲労の軽減を目的にコエンザイムQ10を、眼精疲労の改善を目的にアントシアニンを含むサプリを日常的に摂り、NMNを配合したサプリも飲んでいるそうです。
一方、私の友人の医師は「市販されているサプリの”ほとんど”は摂取する上で意味がない」と評価しています。同じ医学の世界でも、ここまで見方が違います。ただし、この記事をよく読むと、森下教授も「何でも飲めばいい」とは言っていないのです。
【実例】サプリに頼っていた方のお話

友人の50代会社員の男性ボディビルダーなどは片手一杯のサプリを毎日飲んでいて、はたから見て心配になる程です。プロテイン、クレアチン、カフェイン、BCAAなどのアミノ酸、マルチビタミン、カルニチンなど。飲んでいるサプリにも彼なりのこだわりがあって、このサプリはチャンピオンの誰それが推奨している、だとか?このサプリはアメリカの著名なボディビルダーがプロデュースしたものだとか、それを聞いただけでお腹いっぱいになりそうです。でもここだけの話、友人はしょっちゅう風邪をひいたり体調が悪く、健康オタクの風上にもおけないね、と一緒に笑っています。
食事に関しても常人からは理解出来ないほど、毎日同じような食事をタッパに入れて持ち歩き日に4〜5回に分けて食べるを繰り返していて、美食には程遠く、ペットの方が良いもの食べていそうなほどです。(Aくんごめんなさい💦)
また大会前になると、極端な制限が始まるのでナーバスになりがちで、私が推進している健康的な生活を手に入れるためのトレーニングとは対極に在る存在です。
研究で分かっていることと分かっていないこと

米国予防医学専門委員会は2022年、心血管疾患やがんの予防について、マルチビタミンなどの効果を判断する根拠は不十分とし、βカロテンとビタミンEは使わないよう勧告しました(出典)。
米国の約39万人を20年以上追跡した研究でも、毎日マルチビタミンを飲む人に、死亡リスクの低下は見られませんでした(出典)。
一方で、60歳以上を対象にした試験の統合解析では、マルチビタミンで記憶や認知機能にわずかな上乗せ(効果)が報告されています(出典)。話題のNMNも、慶應義塾大学が健康な男性14人で長期内服の安全性などを調べた段階の研究があります(出典)。
つまり、すべてが無意味とまでは言えませんが、それでも「飲めば安心」と言えるほどの根拠はそろっていないのが実情です。
「自分に足りないもの」を知る。ここは専門家も同じです
森下教授も、まず衰えている部分を知るべきで、何となく何種類も飲むのは「あまり合理的ではありません」と述べておられます。骨年齢が十分に若い人に、骨のサプリを大量に飲む必要はないという例も挙げていました。※オシッコになって排泄されるのみで無意味。
さらに、老化細胞を除去するサプリについても、老化細胞を取り除く研究には一定のエビデンスがあるものの、それだけで老化そのものが止まるかどうかは、まだ証明されていないと話されています。
なぜ、食事で摂るべきなのか

米国老年医学専門医の山田悠史医師は、日本人はふだんの食事でビタミンを十分に摂れており、サプリを飲んだ安心感で食事や運動がおろそかになる落とし穴もあると指摘しています(出典)。
あさがおでも、「身体は食べ物でできている」という基本から食事をお伝えしていて、季節物の野菜などは、その時期に必要な栄養分が含まれており、例えば夏野菜のトマト、ナス、きゅうり、ゴーヤ、トウモロコシ、オクラなどは共通してビタミン、ミネラルが豊富で暑い盛りにピッタリなので、季節物をチョイスすることをオススメしています。とは言え自炊をほとんどしない、出来ない方には、弁当やコンビニ食を活用する方法もお伝えしますし、環境に応じて実践できるベストな食法を一緒に考えます。
これらの食事に関しては、夕食の余り物を上手く活用し、少し手を加えたワンプレートメニューを菜穂子コーチがInstagram「菜穂子の元気ごはん」で週に3件の投稿を続けているので、併せて是非ご覧ください。(下にリンク先を紹介しています)毎日の食事で無理なく健康な食生活を実践して頂けたらと願っています。
「自分の食事には何が足りないのだろう?」と思った方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。ふだんの食事の内容をひとこと書いていただくだけでも大丈夫です。
すでに飲んでいる方へ。確認してほしい3つのこと

やめるか、続けるか、どうするかを決める前に、次の3つを確認してください。
- 何のために飲んでいるかを確認して自問する。 目的が言えないものは、見直す候補です。
- 薬を飲んでいる場合の飲み合わせを考え、かかりつけ医がいれば伝えておく。 サプリは薬や他のサプリと相互作用する可能性があります(厚生労働省eJIM)。
- 「天然だから安全」と思わない。 天然と安全は同じ意味ではありません。
一方で、栄養不足の予防や治療には、サプリのエビデンスが多くあります。厳格な菜食の方や妊娠中の方など、補う必要がある場合もあります。医師から指示を受けている方は、改めて相談した上でその指示に従うことがベストです。
体を守るために、サプリ1粒より毎日の食の積み重ねを優先します

森下教授は、薬やサプリで食事量が減ると筋肉も落ちるため、筋力トレーニングと栄養の組み合わせが大切とも話していました。これは、私が40年の臨床で見てきた実感とも重なります。
先ほどはボディビルダーの極端な例を紹介しましたが、当ジムにお越しの方には遺伝子検査の情報も併せて最適解をお伝えしているので、サプリの紹介は最小限です。
「私の場合、このサプリは必要なのだろうか」。そう感じたら、飲んでいるものを書き出して、気軽にお持ちください。毎日の食事と体の状態を一緒に確認するところから始めましょう。
老け込むにはまだ早い
サプリを選ぶ前に、毎日の食事と体の状態を確かめてみませんか。
整体で体を整えてから、
あなたに合った食事と運動を一緒に考えます。
臨床経験
施術実績
継続年数
📍 東京都杉並区・下高井戸駅より徒歩1分


執筆・監修:加藤秀之
あさがおパーソナルジム / あさがお整体院
国家資格・柔道整復師×パーソナルトレーナー 加藤秀之
柔道整復師として40年、延べ約20,000人に、15万件以上の施術・運動指導に携わってきました。膝・腰・肩などの運動器疾患に向き合う中で行き着いたのは、「痛みを取るだけでは根本的な解決にならない」という結論です。
現在は整体で身体を整えた上で「一生歩ける体を作る」運動指導に軸足を置き、痛みの改善だけでなく再発予防までを一貫してサポートしています。本記事の内容は、この臨床経験に基づいて監修しています。
FAQ|サプリメントでよくある質問
- サプリメントは飲まない方がいいのですか?
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一律にやめるべきとは考えていません。栄養はまず毎日の食事から摂り、サプリは足りないと分かった分を補うものと理解しておくことが大切です。医師から指示を受けている方は、改めて相談した上でその指示に従ってください。
- マルチビタミンを飲んでいれば安心ですか?
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安心とまでは言えません。米国の約39万人を20年以上追跡した研究では、毎日飲む人に死亡リスクの低下は見られませんでした。一方で、60歳以上では記憶や認知機能へのわずかな上乗せを報告した解析もあります。すべてが無意味とは言えませんが、まずは毎日の食事を見直すことをおすすめします。
- 薬を飲んでいても、サプリを続けて大丈夫ですか?
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サプリは薬や他のサプリと相互作用する可能性があります。自己判断せず、飲んでいるものをかかりつけ医に伝えて確認してください。
- 飲んでいるサプリや食事のことを相談できますか?
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できます。飲んでいるものを書き出して、気軽にお持ちください。当ジムでは遺伝子検査の情報も併せて、毎日の食事と体の状態を一緒に確認します。まずはLINEでお気軽にご相談ください。

